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2006/12/25(Mon)
気密は機密?
CO2洗浄の大型試験装置を組上げていて、(クリスマスの)夜中にひとりで動作チェックと気密試験をしてました。既に耐圧気密ともに問題なかったのですが、長時間放置でガスが抜けているので、微量漏れの箇所を見つけなければなりませ?lt;br /> まずは0.5MPa刻みでガスを入れて、静かにして音を聞きます。 継手の怪しそうな部分には、スヌープ(石鹸水のようなもの)をかけて、細かい漏れもプクプクと”かに泡”のようになって判別できます。
バルブで縁が切れる第1区間をまず確認し、第2、第3と順番に圧をかける区画を広げていきます。装置も結構大型なので、脚立を使って上ったり降りたり、狭いところに入り込んだりして割と重労働。土日のボウリングでもらった右腕と腰の筋肉痛も効いてきます(?lt;br /> 気密チェックを独り夜にやっているのは、周りが静かなので漏れが音でチェックしやすいからなのですが、なかなか漏れている場所が見つかりません。圧力を各区画ごとに徐々に上げていきます。4MPaくらいまで来て、やっと何箇所か発見しました。
夏場ですと、ガス漏れしている周囲の配管や継手が結露して見つけやすいのですが、気温が0℃近辺のいまの季節だと、ガス漏れの膨張せん熱で結露した水が凍ってしまい、逆にガス漏れを止めてしまう事があるのです。ですから、寒い場所でのCO2漏れチェックは大変です。
3時間ほど調査して、何箇所か確認出来たので、漏れている箇所に印をつけて、本日は終了。 明日、日中に装置内部のガスを抜いて増し締めすることにします。圧が掛かっているところで増し締めするのは、危険ですので。
ところで、漏れていた場所のうち、3箇所は洗浄槽のノズルでした。ここはスパナが入り辛い場所で、なかなか増し締めが出来ません。 悪い設計ですね、誰が設計したんでしょうか?...すみません、6年前の自分です。
最近は、工具の入らない設計はしないようにしていますのでご安心を。
by
Kanno |
2006/12/25 23:51:51 |
ばしゃうま業務日記 |
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