|
2007/02/18(Sun)
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
GPS関連のプログラムのトラブルでハワイから沖縄までの移動の日程が二転三転していたところでしたが、沖縄在留米軍の嘉手納基地にF-22戦闘機が短期配備されましたね。増槽を付けているF-22は、ちょっと新鮮でした。
トラブル対策のエンジニアは、ハワイで必死になってデバックしてたことでしょうけど…
今回の短期配備は米国のアジア方面への強硬外交手段の一端と見る人が多いようですが、同時期にアラスカにも配備されていることから見ても、F-22運用の最終テスト的な面と、老朽化が進んでいる嘉手納F-15部隊の整備関連スケジュールのサポート的な部分もあるのかなと個人的には思ってます。
あと、自衛隊への売り込み(セールス)の面もかなり大きいでしょうね。なんでも、航空自衛隊と合同訓練をするとか… 思ってたより開発費が掛かっちゃって、機体単価が高価すぎるので、将来の輸出も考えているでしょうが、購入できる国は限られていますからねぇ。
その航空自衛隊、小牧基地に近々空中給油機(767ベース)が配備されます。これも高価な買い物ですが、航空機運用の面では良いことだらけで、 ・離陸時重量が減らせて、離陸時事故の低下、離陸騒音の低下 ・空中給油が出来ることで、1訓練あたりの行動時間の延長、燃料切れによる墜落防止、廃棄燃料の削減 …etc ・海上救助や山岳救助の捜索活動時間の延長が可能
などの面で、地域の安全や、パイロットの育成、安全性向上に良いことは多いです。無駄な燃料も減らせるので、環境面にも優しい(かもしれない)
世界的にも航空機、ヘリコプターを運用している国は、空中給油機も併せて運用することが常識的なんですが、日本の自衛隊は、空中給油機無しで今までよくやっていたなぁと思います。
空中給油機の自衛隊配備に反対している人たちも多いですが、これらの利点を判っていても反対しているのだとしたら、凄い信念だなぁと思います。 何を信じているかは、判りませんが
by
Canno |
2007/02/18 14:06:52 |
短信 |
comment(0) |
trackback(0)
|
|