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2007/06/25(Mon)

ゾディアック

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公式ページはこち?lt;/a>

 憑神を見ようかと思ってたのですが、するするとこちらの方のチケットを買ってしまいました。

1970年代に全米を震撼させた、劇場型連続殺人事件。
その犯人はZODIACと名乗り、新聞社へ暗号と被害者のシャツの切れ端を送りつける。

 全米がこの事件を忘れかけた頃に、事件の真実を追おうとした一人の男がいた。多くの人の命を奪った真犯人の目を覗き込みたい、と言う理由から・・・


 さてこの作品、監督が監督(セブンの監督)だけに、史実に基づいた話をベースにしたサイコ物かと思ってたんです。実際、冒頭からのシーンもその通りの演出だったのですが、1件目の(ゾディアックにとっては2件目の)殺人シーンを過ぎてからはがらりと作風が変わり、な?lt;b>シリアスかつハードな事件追及物になるのでした。この展開が面白い!

 見ている方もゾディアックの正体は判らずに、捜査官から得られる情報だけで推理していかなければならない。次々と明かされる状況証拠。決定的な証拠を押さえるために、ジリジリとした緊張感漂う空気が感じられます。しかし、その全てを解決してくれるであろうと期待を寄せた捜査官も、志半ばで捜査から外されてしまう。この事件を追っていた新聞記者は、麻薬とアルコホールに犯されてしまう。

 もう誰もゾディアックを追求することは出来ないのか・・・
今まで、キーマンらしき言動をしつつも傍観しいていた新聞の挿絵描きグレイスミスは、この泥沼に自ら入り込んでいく事を決意した。

 最近、ラストでスカッとしない映画が増えてきていますが、この作品に限っては、ラストでスカッとしない終わり方をするからこそ、非常に締まった作品になっていると思います。 何せ、ゾディアックは容疑者不明でいまだに未解決事件なのですから。

 ラストまでグイグイと引っ張られ、2時間40分があっという間でした。 JFKが好きだった人には、特におすすめです。

 余談ですが、このゾディアック事件は、ダーティーハリー1作目の犯人”スコルピオ”のベースとなったことでも有名です。それを逆手にとった演出が、上手いなぁと思いました。

by Canno | 2007/06/25 23:59:59 | 映画見ました | comment(0) | trackback(0)
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