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2010/02/14(Sun)

これは2回目は厳しいかな

image_676db177b3b21  ガラスのヒビは1円玉くらいまで広がってきました(?lt;br />
 写真は、超臨界のバッチ試験をしている人にはおなじみ『1/2インチSUSチューブを利用した反応器』ですね。

 右が使用前、左が使用後です。

 右側の使用前のモノは1回空焚きしていますので黄金色ですが、新品の場合はステンレス色の銀色です。

 現在、サンドバスの調整作業をしておりまして、動作チェックで550℃の砂温度で60分間の保持をやり、ついでに、ダミーバッチを投入しました。
 撹拌機構で揺動しつつ、遠隔投入器も付いている最新型なので、水にも入れて急冷却まで一通りの動作チェック。

 しかし、ガッチリ焼けていますね。 試験後の高圧継手は緩めるのが大変でした。1発使用ならまだしも、繰り返しの試験は難しいかな。こんなかんじなので、SUSチューブ利用の反応器は450度くらい上限までが、繰り返し使用もできるし経済的かと思います。 それよりも高温高密度で試験をされたいのなら、チタン合金製の反応器、有りますんで、ぜひご相談ください。


 550℃になるとSUSチューブの耐圧は30MPa未満で、この条件では水仕込み密度が0.01g/ccくらいと低くなりますから、超臨界水として”おいしい領域から外れている”かと思います。最近は超臨界といっても、低温領域が注目されていますしね。

by Kanno | 2010/02/14 10:30:57 | ばしゃうま業務日記 | comment(0) | trackback(0)
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