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2012/12/05(Wed)
止まらない話
火曜から1泊で宇都宮とつくばとに出張しました。
本日のつくば産総研での打合せはささっと終わって、その次の用まで時間が少しあったので、JAXAのつくばセンターの展示を見に行きました。
写真はH2Aロケットの1段目、LE7Eエンジンのノズル部分です。 ここは液体水素がパイプ内を通ることでノズルを冷却して燃焼温度に耐えられるように成ってるんですね。ここの根元の溶接部分が、いつ見てもすごいなぁ、と思うわけです。
H2ロケットで使われていたLE7エンジンは、もっといろんなところに職人技のパイプ溶接が見られるのですが、H2A向けにLE7Eを設計する際にコストダウンの意味も含めて、シンプルかつ熟練の技に頼らないエンジンの造りにしたらしいです。
そんなLE7Eでもこのノズル端だけは手溶接。この並んだパイプの溶接を見るたびに、「どうやって並んでいるパイプの接触部分を溶かしているんだろうか?」と悩むのです。
この後、別棟に星出宇宙飛行士の足跡をたどるパネルを見に行ったら、そゆーずカプセルの実物大モック?が展示されていました。いまやISSへの人員の移動はそゆーずのみですからね、野口さんも星出さんもこれで行き来したし。
なかなかロシアの宇宙モノは見ることがないので、て、へぇ〜と思いながらマニアックな部分を見ていたら、職員の方から『説明しましょうか?』と声をかけていただきました。いろいろと説明を聞きながら、こちらからも質問をしていたら、お互いに工学系なだけに、話がドンドン進んでいきます。そゆーず関連の興味深い話を数多く聞かせていただきました。
宇宙の物作り、楽しそうだけれど、成功を当たり前とされるプレッシャーの中でのものつくりは自分には向かないと思います。
*そゆーずをカタカナ赴Lすると文字化けするので、ひらがなです。
by
Kanno |
2012/12/05 23:17:03 |
短信 |
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