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2013/02/09(Sat)
マニアの視点
2月1日より土日もぶっ続け6日間の資格講習会へ出てきました。
その翌日、一日OFFということにして所沢へ零戦を見に行きました。この機体はカリフォルニアのPlanes Of Fameから運んできた、世界で唯一オリジナルエンジンで空を飛べる機体です。
今回の来日(?)では、飛ぶことは適いませんでしたが、エンジン始動デモは行って、かなりの大盛況だったようです。3月末まで展示され、分解されてコンテナに積んで、アメリカに帰ります。分解の見学は混乱を避けるために抽選になったようですね。
平日午前に見に行ったので、会場はガラガラで、自由に撮影が出来ました。そこで、ふと気になったのです。
以下に続く
車輪のサスペンションというか、ダンパーがフルに縮んでいるのです。ここは、車輪カバーの継ぎ目に赤、黄、青の線が引いてあって、脚が伸びきると3本の線が見えるようになっています。
零戦は艦上戦闘機なので、かなり前上がりで離陸するので、地上にあるときに完全に縮んでいるのは少し異様なのです。
で、ボランティアの説明員の方に質問したら、飛ぶわけではないので調整していない、とのことでした。
さらにそのボランティアの方から聞いた話では、普通飛行機のタイヤは空気圧が低くて地上に有るとぺちゃんこなので、ずっと一カ所に置いていると、タイヤのゴムが簡単にひび割れします。日本の博物館の人員が、『タイヤ保護は良いのか?』と聞いたらしいのですが米国から来たメカは、輪止めだけで特に気にしなくて良いと回答したそうです。それでも、やはり3ヶ月の展示でタイヤが痛むのも忍びないので、車軸を持ち上げてタイヤの負担を減らすジャッキのようなつっかえ棒を木で作って入れたそうです。
米国(カリフォルニア)だと頻繁に動かすし湿度も低いから、タイヤ劣化なんてあまり気にしないんでしょうね。日本人が気にしすぎ、というところでしょうか。
70年近く飛んでいたこの機体ですが、米国に帰って何度かショーをこなしたら地上展示機にするそうです。POFには来電や秋水もあるので、並べて飾られるのでしょうか。いつかは渡米して再会したいですね。
by
Kanno |
2013/02/09 15:48:39 |
短信 |
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