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2013/03/11(Mon)

2年

image_676db3e54fb28  あの東日本を襲った地震から、2年が経ちました。
 同時刻、同じ場所にクルマを停め、黙祷をしました。

 あの日のことを覚えていますか?

 あの日、私は12時半ころまで石巻にいました。
 そして、三陸道を通って仙台に向かい、13時半に産総研で小さな部品の納品をすませ、名取市の事務所へ向かいました。

 途中、遅めの昼食をとるために天下一品ラーメンに立ち寄り、腹一杯になり、さらに移動して本屋に立ち寄り、クルマ・オートバイ関係の雑誌を立ち読みしている時に、14時46分を迎えました。

 自分は出口まで真っ直ぐの位置に立って居たので、頭上の安全を確認して、最初の小さめな揺れが収まったところで走って店外に出て、駐車場に立ちました。そこから、本当の大きな揺れが始まったのです。

 店舗の2階は、壁を突き破ってレンタルビデオの棚が飛び出してきます。パニックになった2階の人が、割れたガラスを突き破って飛び降りようとするのを、駐車場に立つ皆が必死に制止していました。

 私は、自分の車の方へ向かおうとしますが、とても歩ける状態ではありません。遠くに見える車は、おもしろいように揺れています。ふと振り返ると、本屋の建物2階事務所に居た人たちが、外階段の手すりにつかまり、地上へ降りようとしているのが見えました。しかし、その外階段と同じ壁にある看板が、落ちかかっているのに気づいて「階段の人、降りるなー、看板が落ちるぞー」と叫んだすぐあとに、ちょうど階段の真ん中ほど位に大きな看板がドカンと落ちたのでした。

 大きな揺れの中、クルマに近づき、AMラジオを大音量でかけました。

 そこからのことも、事細かに憶えていますが、長くなるのでここには書きません。


 自分にとっては、あの場所で黙祷することが当然と思い、今日、同じ場所にクルマを停め、あの時刻を迎え、黙祷をしました。

 まだ2年なのか、もう2年なのか、どのように感じられるかは、自分の中でもよく判っていません。

 生きていること、生かされていることに対しての感謝する気持ちを再認識する日であるのかな、と思います。

by Kanno | 2013/03/11 15:19:20 | 短信 | comment(0) | trackback(0)
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